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 2017_03_29


大学入試「成績開示票」傾斜配点/得点の見方について
①京大教育学部文系(2011年)不合格例:英数を教える塾長(1956.05.08.生まれ、2011年時54歳)、
②京大医学部医学科(2014年)不合格例:大学院卒の受験生(二浪目)面接点前年25点ながら翌年0点で不合格、
③京大理学部(2006年)合格例:公立校(理数科)から現役(上位)合格、センターも二次も数学は満点、
④東大文Ⅰ(2012年)ギリギリ合格例:ニートから脱却し、28歳で東大生になった男性、
⑤東大理Ⅰ(2014年)余裕で合格例、「ハエの東大受験日記」Author:ハエ(元1浪)
⑥東大理Ⅲ(2012年)主席現役合格例灘高校卒男子、センターも二次も2012年度理Ⅲトップの成績、
⑦東大理Ⅲ(2012年)余裕で現役合格例桜蔭高校卒女子、東大即応オープンで驚異の偏差値93.7を出した才媛、


①某塾長が受験した2011年度京大教育学部(文系)成績開示票の見方について
成績開示票の見方は、傾斜配点なので受験した本人しか分からない程非常にややこしいものがあります。
センター試験は、外国語が英語ならリスニングもあり、5教科7科目受験で合計950点満点を900点に換算します。
京大教育学部文系のセンター試験配点は、その900点満点の得点を傾斜配点の250点満点に換算します。
京大教育学部文系の個別学力検査(二次試験)は、(理科がなくて)国語、外国語、地理歴史、数学の4科目で650点です。

京大の成績開示はがきについて.jpg

2011年度京大教育学部文系入試は、(900点満点)1999年~2016年の18年間で
(2013年が合格者最低点602.96点で最高)二番目に合格者最低点が高かった、問題が易しかった年度になります。
そういう年度だったから、(過去7回京大受験して最高点だったから?)成績開示したのでは?と想像しています。
それでも合格最低点に達していなかったのですから、その他6回も恐らく合格点には達していなかった可能性が高い。

「京大の英語77%、数学70%の正解率」というのがこの塾長の自慢のようですが、正確に言えば
過去7回京大文系学部(2007年~2013年:文・文・文・教育・教育・総人・総人)を受験して、
教育学部文系に関しては、過去18年間で2番目に合格者最低点が高かった(総合的に問題が易化した)年度の
「数学が70%、英語が76.7%」だった
というだけのこと。センター試験の数学は、僅か78.5%しか取れなかった。
数学が90%前後あり、英語も85%前後あったなら、文句なしに凄いと言えるかも知れませんが、70%~76.7%ではね...
2013年度総合人間学部入試では、数学85/150点(56.7%)、英語122/150点(81.3%)だったので、
確かに英語力は(英検1級なので)76.7%~81.3%レベルのようですが、数学は56.7%~70%という感じです。

入試問題の難易度は年度によってかなり違いますので、本来なら7回の平均値を公表すべきだと思いますが、
やはりそれでは低過ぎて、恐らくアピール材料にならなかったのだと想像できます。
常識で解いたと思われる国語が83/150点(55.3%)なので、国語力とレベルが変わらなかったとしたら説得力ないですから。
国語力が高い点を褒めるべきなのか?数学力がそれ程高くない点を指摘すべきなのか?
鬼の首を取ったようにブログやHPで(英語・数学力の凄さを)アピールされても、正直なところ鼻白んでしまいます。

塾生に数学や英語を教える都合上、京大を7回も実際に受験して、数学や英語の採点基準を探ろうとした動機は立派です。
しかし最も得点できた年度(問題が易化した年度)の得点率(数学)だけを誇示しても、単なる誇大宣伝に過ぎません。
数学は特に年度により問題の難易度がかなり違ってくる教科ですから、京大を7回受けたのなら、
7回の平均点を明確に示すのが本来の筋と思います。しかしそれをしないから、凄く胡散臭く感じられる
訳です。
都合が悪い部分は隠して、最もよかった数字だけをさも毎回取れるかのように喧伝するから白けるのです。

2011年度 京大教育学部 前期文系 900点満点
合格者最高点701.99(78.00%) 合格者最低点599.24 (66.58%) 合格者平均点629.62 (69.96%)

T木S美氏(英語が専門、数学も教えている):584.66点(584.66点/900点=64.96%)...14.58点足りず不合格だった。
センター得点率8割弱、二次試験得点率6割弱、合計6.5割弱で不合格

センター試験は5教科8科目または6教科8科目250点満点、合計900点満点
国語40点(80%)+地理歴史16点(64%)+公民21.75点(87%)+数学39.25点(78.5%)+理科36点(72%)+英語46点(92%)=199点/250点満点=79.6%

個別学力検査:国語200点、社会100点、数学150点、英語200点、合計650点満点、
国語85.33点(42.67%)+地理歴史42点(42%)+数学105点(70%)+英語153.33点(76.7%)=385.66点/650点満点=59.33%

成績開示得点.jpg

2012年11月07日 京都大学の成績開示
「燃えよ!ドラゴン桜」京大を6回受けた塾講師 京大の英語77%、数学70%の正解率。
「高木教育センター」塾長。英検1級、通訳ガイド国家試験、ビジネス英検A級、国連英検A級などすべて合格の講師。


②京大医学部入試で「面接0点」年齢差別ではないか?との見方も
京大医学部入試でなんと「面接0点」 年齢差別ではとの見方出るが、大学担当者は否定
2014/8/20 J-CAST ニュースの記事より一部抜粋
京都大学医学部の入試で、面接試験が50満点中0点だったとする成績通知書の写真がネット上で出回り、憶測を呼んでいる。年齢差別ではないかというのだが、京大の担当者は、「そんなことはないはず」と否定している。「面接0点」というのが存在するとすれば、面接を欠席するか暴言を吐いたかといったケースが考えられるかもしれない。

面接官から、後何度受けるつもりかと聞かれた?
写真が出回るきっかけは、2ちゃんねるで2014年5月8日、京大医学部の受験生という人物が書き込みをしたことだった。この人物は、13年度の入試では面接が25点だったのが、今回は0点と採点され不合格になったと告白した。大学院卒の受験生だといい、当日の面接内容は前回とほぼ変化がなかったものの、今回は面接官から、「後何度受けるつもりか?」と聞かれたという。「国公立大の後期日程では別の大学を受ける!」と話すと、「そっちの方を頑張ってくださいといった内容のことを言われた」とも明かした。最後に面接官から試験の出来を聞かれ、今回は模試でも合格圏内で出来もまあいいと伝えたとしている。

翌9日になってこの人物は、京大に出してもらった「面接0点」の成績通知書だとする写真を2ちゃんにアップした。それによると、合格者の入試最低点は900.90点で、この人物は864点だった。面接が前回の25点だったとしても不合格となるが、一部学科試験の点数について、「大手予備校の模試ではトップクラスだったのに、思ったより低い!」とも漏らしている。とはいえ、写真の文面を見ると、合格者の最低点を上回っても、面接と調査票の結果によっては不合格になるとされていた。こうした採点について、この人物は、再受験者や多浪の受験者は差別されているのではないかとの見方から、「面接のあるところはもう怖くて受けられないよ」と不満を訴えた。年齢が高く再受験者などに見える人はほかにたくさんいたといい、「あの人らの面接点が気になる」とも言っている。

京大「『面接0点』となることは、ありえます」
この人物の書き込みに対し、同じ京大医学部受験生で浪人中だという別の人物は、自分も「面接0点」だったと2ちゃんで応答した。前回は、同様に25点だったといい、「今年から差別強化したのか?」と漏らしていた。入試得点も、867点と前出の人物の点数に近かったとしている。2ちゃんでは、最近になって、年齢差別に抗議しようとの動きが出て、情報サイトなども取り上げるまでになっている。京大医学部を再受験者する人向けのサイトなどでは、現役、1浪なら30点を基本に採点され、それから1年上がるごとに4点の減点になるといった情報が流れている。成績通知書の書き込みなどからまとめたとみられるが、もちろん確かな情報であるわけではない。「面接0点」について、入試情報を担当する京大医学部の教務・学生支援室では、取材に対し、「それはありえます」と認めた。

面接に欠席した場合は、当然0点になるという。そのほかにどんな場合に0点になるかについては、「面接官が採点した結果ですので、私どもでは分かりません」と答えた。年齢差別があるかについては、「そういうことはないはずだと思っています」と言っている。京大の入学者選抜要項では、面接については、適正、人間性などについて評価し、学科の成績と総合して合否を決めるとなっているが、「学科試験の成績の如何にかかわらず不合格となることがあります」とうたってある。今回は、学科だけで最低点の900点を上回っていても不合格になることになり、受験生には選考基準が分かりにくいが、教務・学生支援室では、「最低点はあくまでも参考に載せたということです」と説明している。

成績開示得点について、写真の票では分かり難いと思いますので以下解説
受験後の4月~5月に送られてくる「成績開示票」には数字だけが冷たく印字されており、学部毎の二次試験配点(合格者最低点、平均点、最高点などは別紙にある)などは、受験した本人でないと分からないようになっている書式なので、第三者が見てもすぐには理解できないようになっています。学部毎にセンター試験の傾斜配点も、二次試験の配点も異なりますので、同じ大学の学部同士で得点の優劣を比較しようにも、得点率を計算しない限り容易に分からないようになっています。

●センター試験:国語146/200点、地理歴史・公民83/100点、数学186/200点、理科167/200点、外国語240/250点、合計822/950点(得点率86.5%)→傾斜配点により、950点を250点に(医学科配点)圧縮換算する。国語36.5/50点、地理歴史・公民41.5/50点、数学46.5/50点、理科41.75/50点、外国語48/50点、合計214.25/250点(得点率85.7%)

●京大二次試験(医学部医学科):理系学部共通650点満点では、国語44/100点、数学143/200点、理科146/200点、外国語93/150点、合計426/650点(得点率65.5%)→これを更に医学部医学科の配点に換算すると:国語66/150点、数学178.75/250点、理科219/300点、外国語186/300点、面接0/50点、合計649.75/1,050点(得点率61.9%)

→センター試験+京大医学部医学科の二次試験:214.25+649.75=864/1,300点(得点率66.5%)※この面接0点(50点満点)が再受験者だからなのか?余りにも理不尽ではないか?という問題提起です。しかし面接点が36点でも合格者最低点に達していないので不合格には違いありません。

成績開示 京大医医と理学部.jpg
左:「面接0点」の成績通知書とされた写真(出典:J-CASTニュースより)をまとめた図表
右:息子の2006年度京大理学部入試成績開示票(二次個別学力検査点とセンター試験
)

③息子が受験した理学部の得点で、医学部医学科に受かるか?シミュレーション
ここで息子の成績開示点と比較するのは、京大最難関の医学部医学科合格最低点に達していたか否かを、息子自身シミュレーションしていたから、成績開示票の見方を含め参考になるのではないかと思ったからです。本来ならこの成績開示票にはもう片面があり、そこには受験した学部の「合格者最低点、平均点、最高点」が印字されています。それらの数字が分からないと、総合点が分かってもその点が合格点に達しているのか?いないのか?が分かりません。その辺を補足しながらまとめてみました。

●センター試験(2006年度):国語163/200点、地理歴史・公民73/100点、数学200/200点、理科186/200点、外国語232/250点、合計854/950点(得点率89.9%)→傾斜配点により、950点を250点に(医学科配点)圧縮換算する。国語40.75/50点、地理歴史・公民36.5/50点、数学50/50点、理科46.5/50点、外国語46.4/50点、合計220.15/250点(得点率88.1%)

●京大二次試験(理学部2006年度):理系学部共通650点満点では、国語64/100点、数学200/200点、理科114/200点、外国語79/150点、合計457/650点(得点率70.3%)→これを更に医学部医学科の配点に換算すると:国語96/150点、数学250/250点、理科171/300点、外国語158/300点、合計675/1,000点(得点率67.5%)

→センター試験+京大医学部医学科二次試験:220.15+675=895.15/1,250点(得点率71.6%)※これに面接点?(/50点)が加算されて、合計1,300点満点で合否判定されます。

※(補足)2006年度の理学部センター試験配点は0点でした。(足切りにのみ利用)※2013年度以降、理学部の配点は、センター試験:225点(地歴公民25点以外全て50点)、個別学力検査:975点(国語150、数学300、理科300、英語225点)合計1,200点と変更になっています。医学部医学科と理学部の傾斜配点の違いは、理学部はセンター試験の地歴公民が50点でなく25点、二次試験の英語が300点でなく225点、数学が250点でなく300点、面接(50点)がないという点。同じ理系学部でも当然ながら医学部医学科と理学部で求められる学力(教科配点)は当然違うということです。

京大医学部と理学部の入試科目と配点.jpg

京大理学部入試配点.jpg
<参考(現行)>とは平成24年以前のこと。その時代の京大理学部は、センター試験の配点が0点(足切り利用のみ)でした。

2006年度の医学部医学科合格者最低点は、面接点を含めて909.43点でした(2014年度は900.90点)ので、(結果論ではありますが)面接点で14.28点以上あれば、息子も医学科に合格する可能性があったかも知れません。しかし実際のところ、当時の医学部医学科入試は理科3科目必須で、二次試験の英語はリスニングがあったので、入試点の単純換算だけでは(当然ですが)合否判定などできる訳がありません。それでも息子は成績開示票を見てニヤニヤしながら、「もっと真剣にやっていれば、医学部医学科にギリギリ通ったかも...」と満更でもない顔をしていたのを今でも覚えています。二次試験前の1ヶ月間は精神障害が悪化し服用していた薬の影響で、「起きているのか寝ているのか分からない夢遊病者状態で、京大二次試験なんてとても受けられへんと思う!」と不貞腐って寝ていたことなどすっかり忘れたような言い草でした。

結果的にそうだったとしても、(不合格になる可能性が高い)京大医学部医学科を受験するのと、(4回の京大模試全てA判定だった)理学部を受験するのとでは、精神的なプレッシャーは天と地程違います。東大理Ⅰ合格者で「理Ⅲ合格者最低点以上あった」と優越感に浸った人も100人以上いるでしょうが、最初から(定員100人前後の)理Ⅲ目指して受験し合格した人と、(定員1,100人近い)理Ⅰを受験し結果的に理Ⅲ合格点があった人とでは精神的ストレスは全然違うと思います。

・京大医学部医学科の合格者最低点の推移は、2006年909.43点(70.0%)、2007年855.87点(65.8%)、2008年864.16点(66.5%)、2009年884.99点(68.1%)、2010年900.86点(69.3%)、2011年920.28点(70.8%)、2012年868.80点(66.8%)、2013年946.85点(72.8%)、2014年900.90点(69.3%)、※合格者平均点は最低点より例年55点~70点程高い。

・2014年度京大医学部医学科:合格者最高点1072.85点/1,300点(得点率82.5%)合格者平均点957.07点/1,300点(得点率73.6%)合格者最低点900.90点/1,300点(得点率69.3%)
・2014年度東大理Ⅲ:合格者最高点483.5667点/550点(得点率87.9%)合格者平均点400.2624点/550点(得点率72.8%)合格者最低点372.3889点/550点(得点率67.7%)

・京大医学部医学科教科別配点比率:国語(200/1,300点15.4%)、社会(50/1,300点3.8%)、数学(300/1,300点23.1%)、理科(350/1,300点26.9%)、外国語(350/1,300点26.9%)、面接(50/1,300点3.8%)、
・京大理学部教科別配点比率:国語(200/1,200点16.7%)、社会(25/1,200点2.1%)、数学(350/1,200点29.2%)、理科(350/1,200点29.2%)、外国語(275/1,200点22.9%)、

【総括すると】
「面接点を含まない個別学力検査点が、合格者最低点の901点あったのに、面接点が0点だったので不合格になった...」というのであれば気の毒と言うしかありませんが、面接点が37点以上ないと合格できない864点だったのですから、惜しいですが力が僅かに足りなかったと理解するしかありません。厳しい言い方のようですが、全教科でミスしても、総合点で合格者平均点位取れるレベルを持っていないと、京大医学部医学科入試で合格するのは難しいのではないでしょうか?ギリギリ受かるかどうか分からないレベルで医学部医学科を受験するというのは、常にこういう危険性がつきまとうのではないでしょうか?

ギリギリ合格できる者もいれば、僅か0.1点差に泣く者もいるのが非情な入試の常です。現役や一浪で医学部医学科を狙うのなら別に(面接点に於いて)問題はないのでしょうが、どこかの大学院を卒業してから(25歳~28歳?)再受験で医学部医学科を狙う場合、「どんなに学科試験の成績が良くても、面接点を0点にされてしまい、最悪不合格にされる可能性も無きにしも非ず」ということを十分に考慮しておく必要があります。もしも息子が医学部医学科を受験していたら、きっと面接点は0点という前提で、個別学力検査点だけで合格点を取れる点数配分を念頭に勉強していたでしょう。

息子も面接が大嫌いで、面接がある学部は拒絶していました。心にもない事は言えない真っ直ぐな性格だったとも言えますし、姑息で見え透いたような嘘を言うのが許せない性格でしたから。「センター試験は高校入試の内申点」と見なし、得点換算することさえ嫌っていた位です。(だからセンター試験の結果を得点換算しない京大理学部こそ、最高の入試配点だと言っておりました)面接というのはかなり恣意的な要因で左右されてしまうものですから、医学部医学科を志望する再受験生は慎重に対策を講ずるべきです。


④東大文Ⅰ(2012年)と⑤理Ⅰ(2014年)の成績開示票比較
長谷川智志氏:2004年(高校中退2年半後)にも1度東大理Ⅰ受験したが、その頃は精神的にも全然勉強できる状況じゃなくて、毎日親の金使って新宿とか秋葉原とかをフラフラし(精神科7つ通ったの)、たまたまセンターがよかった(85%位)から受けてみましたが、結果はD落ち。その後10年間ニートしてきて、内閣総理大臣を目指してるらしい。人間社会に関する現実認識力・分析力・構想力で日本のエリート達を圧倒できるという自信があるかららしい。文系の学問に携わっている人は、ただ単に知識の習得だけじゃなく、その知識が本当に正しいのかどうかを見極める思索に力を入れてみるべきとの持論。 ※2013年1月、英検1級1次一発合格。2次は落ちたけど、リーディング・ライティング・リスニングでは1級レベルということが証明されました!ちなみに1級はTOEIC950/990クラスらしい。

2011年1月のセンターでは、得点765点/900点(85%)、2月の本試験では文Ⅰ得点242点/440点(55%)、センター圧縮して合計で335.5点(61%)。文Ⅰ最低点(353.4点)との差は17.9点。不合格ランクB(不合格者150~300人の間。文Ⅰ合格者は401人) 2011年度(不合格)成績:国語61点、英語65点、数学37点、日本史39点、地理40点、2次計242点、センター765点(換算点93.5点)合計点335.5点(合計点-17.9点)最低点353.4111 ※2012年の東大文Ⅰの問題は易化が激しく、合格者平均点も400点に達し、首席の点数は499点という途方もない点数だった。

東大文Ⅰと理Ⅰの成績開示票比較.jpg

受験した大学の「合格者平均点と合格者最低点の点差」を1とした時の、「合格者最高点と合格者最低点の点差」を「合格者得点幅倍数(略して、合格者倍数)」と定義します。また、「合格者平均点より下位で合格した者の得点幅を1」とした時の「合格者平均点より上位で合格した者の得点幅の倍数」を「平均上位合格者幅倍数(略して、上位倍数)」とし、「合格者平均点より下位で合格した者の得点幅」は「平均下位合格者倍数(略して、下位倍数=1とする)」とします。一般的に「上位倍数」が低ければ、その年度の問題は易化傾向にあったと言えますし、高ければ難化傾向にあったと言えます。

例年合格者の得点バラツキから見ると、合格者最低点と合格者平均点の差はそれ程開いてなくて、合格者の大半が合格者最低点と平均点の間に集中している傾向があります。京大理学部入試で見る限り、合格者最高点と合格者最低点の得点差は(合格者平均点と合格者最低点の点差を1とした時の)約3.2倍~5.3倍もあります(※合格者最高点と合格者平均点の差の倍数なら約2.2倍~4.3倍)大学(学部)をトップで合格する生徒の学力は(ギリギリ合格の生徒に比べ)ずば抜けて得点が高いと言えます。

文Ⅰと理Ⅰの合格者例ー3.jpg

⑥東京大学 理科Ⅲ類 2012年度合格者中トップ合格だった兵庫県私立灘高校卒 清水元喜君
■センター試験得点 889点/900点(98.8%)
■センター配点 108.66点/110点(東大本番入試配点換算)
■二次試験得点 384点/440点(87.3%)(数学120/120点、英語105/120点、理科102/120点、国語57/80点)
■合計得点 492.66点/550点(89.6%
)
1.東進東大本番レベル模試(6月)二次333点/440点(75.7%)
2.東進東大本番レベル模試(9月)二次358点/440点(81.4%)
3.駿台東大模試(8月)点数不明ながら:偏差値 92.9 4.河合塾東大模試(8月)点数不明ながら:偏差値 88.3
5.駿台東大模試(11月)点数不明ながら:偏差値 88.7 6.河合塾東大模試(11月)点数不明ながら:偏差値 83.7
※合計6回の東大模試で、志望学部理Ⅲ全てA判定※平均偏差値 88.4(駿台と河合塾分平均)

⑦東京大学 理科Ⅲ類 河合塾東大即応オープンで偏差値93.7を出して話題になった桜蔭高校卒 秋山果穂さん 
■センター試験得点 881点/900点(97.9%) 
■センター配点 107.68/110点(東大本番入試配点換算)
■二次試験得点 341点/440点(77.5%)(数学93/120点、英語86/120点、理科101/120点、国語61/80点)
■合計得点 448.68点/550点(81.6%) 

※東進ハイスクール東大模試を含めた6回の東大模試で理Ⅲ全てA判定※平均偏差値89.4(駿台と河合塾分)

理Ⅲトップ合格者のセンターと二次得点詳細.jpg

センター試験本番の実力差は僅か8点(/900点満点)しかなく、6回受けた東大模試での実力差(偏差値88.4と89.4)も殆どなかった(常に1位と2位争いしていた)二人のようですが、理Ⅲの本番入試では、数学で27点(/120点満点)、英語で19点(/120点満点)、理科で1点(/120点満点)、国語で-4点(/80点満点)、合計43点(/440点満点)の差が出てしまったようです。いくら実力があっても、本番に強い弱いという性格の問題もあるでしょうし、当日の体調の問題、問題の相性などの要因が複雑に絡み合って、配点の1割近い差が出てしまうことも有り得るという訳です。そういう要因を考え、多少ミスしても合格最低ラインを余裕で上回れるだけの実力を磨いておくことが入試では大事だと思います。一か八かで確実に合格できる程楽なものではないのです。

参考記事:2013.5.26 東京大学理科Ⅲ類をトップクラスで合格する生徒とは?

偏差値93.7とは?実際に東大実戦模試でシミュレーションすると以下のようになります。
東大の理Ⅰ・理Ⅱ・理Ⅲを志望する生徒が受けた東大模試で、以下のような成績を取れば偏差値約93.7になります。

2013年第1回東大実戦模試/理系平均点/標準偏差→4教科合計偏差値が93.7なら各教科の得点と偏差値は?
英語(120点満点)理系平均点059.8点(得点率49.8%)標準偏差 18.6点→110点(得点率91.7%)偏差値77.0
数学(120点満点)理系平均点024.3点(得点率20.3%)標準偏差 16.0点→100点(得点率83.3%)偏差値97.3
国語(080点満点)理系平均点030.0点(得点率37.5%)標準偏差 10.7点→055点(得点率68.8%)偏差値73.4
物理(060点満点)理系平均点023.8点(得点率39.7%)標準偏差 13.2点→055点(得点率91.7%)偏差値73.6
化学(060点満点)理系平均点015.0点(得点率25.0%)標準偏差 07.0点→045点(得点率75.0%)偏差値92.9
四科(440点満点)理系平均点153.0点(得点率34.8%)標準偏差 48.6点→365点(得点率83.0%)偏差値93.7

153.0(34.8%)で偏差値50、201.6(45.8%)で偏差値60、250.2(56.9%)で偏差値70、298.8(67.9%)で偏差値80、
347.4点(79.0%)で偏差値90、396.0(90.0%)で偏差値100、440点(100%)で約偏差値109位、444.6点で偏差値110
英語59.8点平均を110点なら偏差値77.0、数学24.3点平均を100点なら偏差値97.3、
国語30点平均を55点なら偏差値73.4、物理23.8点平均を55点なら偏差値73.6、化学15.0点平均を45点なら偏差値92.9、
合計153.0点平均を365点なら偏差値93.7位になる計算。
標準正規分布表の93.7は、「0.49999」となっており、つまり偏差値50以上の0.001%しかいないということ。
10万人中にトップの1人しかいないレベルです。18歳人口100万人中では上位10人のレベルということになります。
実質的に全大学受験生の中の上位一桁のレベルが偏差値93.7と言えるかも知れません。

参考サイト:標準正規分布表(Standard Normal Distribution)
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Profile

Sohsuke Utsunomiya
1987.12.2-2007.2.14

風誘う 花よりもなお 我はまた
春の名残を いかにとやせん
散りぬべき 時知りてこそ
世の中の花も花なれ人も人なれ